2010年7月18日開催支援集会の報告
 


 7月18日(日曜日)、大阪市中央区の御堂会館難波別院南御堂で、林眞須美さんの再審を支援する集会を開催しました(主催:和歌山カレー事件を考える人々の会)。会には、全国各地から約140人がしてくださり、発生から12年過ぎた今もまだこの事件に対する世間の関心が高いこと、この事件の真相に疑問を持つ人が多いことが伺えました。

 この日は、ドキュメンタリー作家の森達也さん、講談師の神田香織さんがゲストとして出演してくださりました。

 森さんは、厳罰化に流れる昨今の刑事司法や、それを取り巻く世論に疑問を投げかけるお話をひとしきりされたのち、和歌山カレー事件についても、「眞須美さんがシロかクロかは僕にはわかりませんが、裁判は明らかに不当でした。無罪推定が守られなかった典型例」と指摘されました。

 一方、死刑確定前に林眞須美さんに面会され、眞須美さんを弟子に迎えられた神田香織さんは、眞須美さんとお子さんたちの手紙をもとに構成した講談を披露してくださったのち、「こんな素敵なお母さんと、お母さんに会いたがっている子どもたちを一日も早く自由にしてあげようではありませんか」と呼びかけてくださりました。

 また、会の後半では、弁護団の安田好弘弁護士と見秀一弁護士から、弁護活動の現状に関する報告がありました。安田弁護士は、昨年7月22日に和歌山地裁に提出した再審請求書の要点などを解説され、見弁護士は、今年3月に同地裁に請求した林眞須美さんの毛髪の再鑑定に関する解説などをされました。再審の壁はきわめて高いのが現実ですが、再審無罪獲得に向け、着実な弁護活動が行われていることがよくわかる内容でした。

 会の最後では、当会代表の鈴木邦男が、「再審請求していなかったり、支援者のいない死刑囚は、刑が執行されやすい印象がある。今後もこういう会はやっていかねばならないと思う」と挨拶し、盛大な拍手に包まれ、会は閉会しました。今後も支援集会は随時開催していく予定ですが、また新たに集会を開催する際には、このホームページでも告知します。「次は(次も)ぜひとも」と思われている方は、マメにこのホームページをチェックして頂ければ幸いです。































 今回の集会の開催にあたり、弁護団を通じて寄せられた林眞須美さんの挨拶文を以下に掲載しています。また、安田弁護士と見弁護士の話は、下に動画をアップしていますので、関心のある方はご覧ください。



林眞須美さんの挨拶文
 

 今日は暑い中、私のために、集会に参加して頂き、本当に有り難うございました。
 また、お忙しい中、集会に来て頂きました森達也さま、神田香織さまなどにも御礼申し上げます。

 昨年6月23日に確定処遇となってからの私の状態は、雑誌「創」8月号に掲載されたとおりです(※同誌同号には、林眞須美さんの手記が掲載されています)。
 皆様からお手紙を頂いても、拘置所からは、「○月○日・○○(氏名)着信」と知らされるだけで、手紙本文は交付されません。
 しかし、私は、それだけでも大変嬉しく、大いに元気づけられています。
 お手紙を頂いた皆様に返事を書くことができませんが、この場を借りて深くお礼を申し述べさせて頂きます。

 これまでの集会に参加して頂きました人々に感謝しながら、また、未決時にお手紙を下さった方、面会してくださった方、その一人一人のお顔を思い出しています。
 力強い激励を下さった、そのお言葉を頼りに日々を過ごしております。

 なんとしてでも、一日も早く再審無罪を勝ち取ることを目標に頑張りますので、これからも、ご支援頂けますようにお願い申し上げます。

 今日は本当に有り難うございました。






安田好弘弁護士と見秀一弁護士の話

会場で配布した資料も参考にご視聴ください。

>>>資料(PDF)

※資料は実際は全部で20ページですが、最初の4ページはカットしています。





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