2016年7月23日開催の支援集会の報告
 


 7月23日(土曜日)、大阪市中央区の「エルおおさか南館」で、
「和歌山カレー事件を考える人々の集い」の主催により毎年この時期恒例の林眞須美さんの支援集会が開催されました。全国各地から100人を超す参加があり、事件発生から18年、林さんの死刑確定から7年が経過しても、和歌山カレー事件や林さんの再審請求への社会的関心がまだまだ高いことが改めてよくわかりました。

 会では、林さんの裁判で最大の争点だったヒ素の各種鑑定について、様々な重大事実を発見してきた京都大学大学院工学研究科の河合潤教授からまた新たに重大な報告がありました。

 河合教授によると、林さんの頭髪から3価ヒ素が検出されたという聖マリアンナ医科大学の山内博助教授(現在は北里大学医療衛生学部教授)の鑑定を検証したところ、いくつもの虚偽があったそうで、「(山内助教授は)1984年の時点で3価ヒ素は正しく分析できないことを認識していたにも関わらず、1998年に林眞須美の頭髪から3価ヒ素が検出されたと虚偽の報告をしていた」など衝撃的な話が次々に飛び出しました。

 また、弁護団からは、荒木晋之介弁護士による事件の全体像の説明があったほか、大阪拘置所に接見を妨害された件で林さんと弁護団が起こした国家賠償請求訴訟の現状に関する植田豊弁護士の報告がありました。

 この他、当会代表の鈴木邦男による挨拶や、ゲスト出演された元兵庫県警刑事でコメンテーターの飛松五男さんのぶっちゃけトークなどがあり、今回も会は大きな盛り上がりを見せました。

 以下、会の最後に朗読された林眞須美さんのメッセージを紹介します。今後ともこの事件の行方に多くの方がご関心を寄せ続けてくだされば幸甚です。

 
7月22日で55歳になりました。長い人生の後半入りです。三碧木星は「心と体を心機一転、リフレッシュし、本年強盛運(勇気と信念でチャンスが生まれるとき)とのことで、今までにない私、「眞須美」らしく頑張ります。

私は36年生まれで、和歌山県有田市出身です。中学・高校と陸上やバスケット部に所属してきており、スポーツは大好きです。近大附属高等看護学校に入学し、大阪狭山市の近大病院の寮で過ごしました。結婚後もママさんバレーにも参加し、地区リレーには必ず出ていました。

今は、親族・家族と連絡もなく、4人の子どもは一人ひとりに人生があり、成人時に私から分離させました。

弁護士の先生方や河合教授、外部交通許可者外の支援してくださる方々からのカンパ金や、切手の差し入れや絵ハガキなどを届けてくださる方々のおかげにて、日々の私の生活ができており、感謝申しあげて過ごしています。

1ヶ月に1回のJR和歌山駅前のマイクスピーチ、ビラ配り、1ヶ月に1回の大阪拘置所前でのマイクアピール、一年に1回の支援集会と大勢の方々に支えられて過ごして頑張れている日々に感謝申しあげます。

死刑台よりの生還を勝ち取った免田栄さんよりのお手紙に記してくださった『林さん、毎日毎日、毎朝に、気を引き締めて過ごしてください』のとおり、自分で自分に負けてしまわないよう、自分に活を入れて、自分で自分を何度も叱咤激励して、過ごしています。

本日も、暑い中、集会にご参加くださり、みなさまに心より感謝申しあげます。

2016年7月23日

                             林 眞須美




▲河合潤教授



▲鈴木邦男当会代表



▲荒木晋之介弁護士



▲植田豊弁護士



▲飛松五男さん

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